“がらめきの切通し” から...(前編)

ここが “がらめきの切通し”
いつものように “Googleマップ” を散策していると、国道16号の田浦付近に「切通し」を発見
“がらめきの切通し” と記載されております
おもしろい “名” と思い、ヤブが濃くなる前にと思い、お昼を済ませて トボトボ と出かけました
脇道を進んだ所からは「南郷公園」の桜が見えますが、まだ開花しておりません(既報)
いつものように、ググってみても “がらめき” の意味は、分かりませんでした
下を抜ける「浦郷トンネル」が、完成するまで、この “切通し” が、主要の道だったようです
いつもの “今昔マップ” さんから拝借 左の地図は、1896〜1909年
青丸の地点が「がらめきの切通し」 旧マップでは “浦賀道” が南北に走っております
(現在の地図に、切通しから北西に向けて道があります(赤い小点)が、沢筋で歩行困難、道標もありません)


01 歩き出しは “京急田浦駅” 前を走るのは「国道16号」この辺りでは “横須賀街道” と呼ぶようです
(ネットの地図の中には、横須賀辺りでも「東京環状」と記載しているものもあります)
そして、道の向かいには “田浦警察署”(40年前、苦い思い出があります)
(ちなみに、京急田浦駅と横須賀線田浦駅とは、直線距離で 1.4km 徒歩で 26分かかります)

“浦郷トンネル” 左が、昭和36年開通の “新浦郷(外回り)”(抜本的な対策が必要だそうです)

02 ここを、今日の入り口としました(むかし、この左に “ねずみ捕り” の器械がセッテングされておりました いまも...?)

石段は、黄色い “カタバミ” できれいに飾られておりました

右に建つ住宅の隙間に....
花の咲き方を見て... トキワマンサク(常葉万作)かと思いましたが... 違いました

シキミ(樒) シキミ科シキミ属の常緑小高木
かつてはモクレン科に分類されていた 本州の宮城県から沖縄にかけて分布し、山林に生える
また、仏事に用いるため寺院などで植栽される 海外では、台湾、中国にも分布している
樹高は2メートルから5メートルくらいである
葉は長い楕円形で、長さは4センチから12センチくらいである
枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生) 短い柄を持ち、先は鋭く尖る
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は灰色がかっている
開花時期は3月から4月である
花径は3センチくらいで、クリーム色をした細長い花びらが15枚くらいある
実(み)は植物でただ1つ「毒物及び劇物取締法」で劇物に指定されている
全体に香気があり、仏前に供えたり、葉や樹皮から線香や抹香を作ったりする
また、材は数珠などにされる 俳句では「樒の花」が春の季語である
(いつもの「花図鑑」さんから....)




こんな状態の「館」もありました(どこも多いですネ・神奈川県での空き家率、三浦半島、全般的に高いそうです)
(ほぼ1年前、うちのマンション最上階(7F)に住む単身の方が亡くなられました 2人の相続人は、相続放棄されたそうです)

いよいよ「山道?」突入 !! 寸前 !!

まもなく、今日の最初の “合流点” 右から、田浦警察署の少し先から入る “道” が合流します

03 横須賀の高層建物4棟(解説は、別の地点で...)
手前に映る赤い屋根は、船越町6丁目の「プリンスハイツガーデン湘南船越」(花の名前が付けられております)
“カメリア館” “アカシア館” “チェリー館” “マートル館” “マロニエ館” “マグノリア館” “プラム館”

長浦港に屯する、海上自衛隊の “艦船” と “潜水艦”

こちらは、走水の高台に建つ「防衛大学校」 が奥に見えます

近くには「シャガ(著莪)」の花が並びます

そして、長いヒゲの「ウラシマソウ(浦島草)」

04 「がらめきの切通し」南側から...

ほんの数十メートルの小ぶりな切通しです

道標は 左 : 浜見台 奥 : 京急田浦駅 右 : 追浜駅

ググってみると... 以下「ぐるこみ」さんから拝借
「こんな所にこんな切り通しが」と思う程立派な切り通し 浦賀道の一部でもっと知られていても良いと思うのだが... “がらめき” の由来は、柄目木と言う「木」からとの説が有力だが、定かでは無いらしい 下を走る国道16号線のトンネルが出来るまで、生活道路として使用されていたが、今では地元からも忘れられた存在
さらに、ググってみても、木の “ガラメキ” は、ヒットしません(新潟の地名がヒットします)

ちょいと、いっぷく

歩く道、コンクリートで強固に舗装?されております(追浜駅方面へ歩きます)

ときどき紹介する「貝山線」の高圧鉄塔が近くを走っております

“京急” が開発した「シティ能見台」のマンション群 ここから 5.7kmです

久しぶりに「円海山」のアンテナ群 ここから北北西へ 6.7kmとなります
真ん中が “NHK FM横浜局” 左の赤白は “移動無線センター” 右のヤツは “東京ガス”

横浜都心部の方向(ここも解説は、別の地点で...)

ベイブリッジを確認できます

アレレッ、高圧鉄塔 なんだか大きく傾いている?

05 “船越町4丁目” の山あいに下りて行きます 今日、2人目の遭遇 犬と散策の御仁です
この場所は “京急本線・No.10トンネル” と “国道16号・浦郷トンネル” の中間あたりとなります

十三峠(じゅうさんとうげ)給水塔(この地の標高は 133m) 最初は “田浦梅の里展望台” かと思いました

右下にある公園・湘南鷹取2丁目第5公園 白い花が満開、おそらく “コブシ” と思います

コンクリート舗装は、まだまだ続きます なぜか “道” から左に外れ上っていきます

06 そして、コンクリート道の右側は、狭い畑地となりました

ここからは “南本牧ふ頭” の「キリンの群れ」です

さらに右手は “八景島シーパラダイス”

ここで、少し「大休み」 ヤマザクラでお花見です

余計なことですが... お花見をする ヤマザクラは、我が町、金沢区の “区の木” です



07 頑丈な柵に囲まれた場所に到達 正面の緑の下に、路線バスも走るトンネルが走っております

次回は “後編” 鷹取山の東を抜けて「追浜駅」まで帰ります
本日も“トボトボ進行”にご訪問ありがとうございます
