雨後の鎌倉徘徊・前編

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                              10時前 まだ冷たい雨が少し落ちてきます

今年も、おひなさまに会いに... 雨がようやく上がった鎌倉を彷徨してきました
 今年初めてとなる「私設あるこうかい(総勢3名)」の例会です(これで16回となります)
 実は、当初の予定は、2月28日でしたが、1日中雨の予報でしたので、翌3月1日(金)としました
 気象庁のHPで「横浜」の気象データを見てみますと...(神奈川県は、観測地点が少ないのです)
  1月、雨が記録された日は、6日、合計雨量 14.5mm、2月は、19日 雨量 48.0mm
  なんとなく、真冬なのに、2月は 遠いところを見ることができず、雨に明け暮れていたような...

 今回も反省会は、段葛の通りにある蕎麦屋さん、今日は「繁茂」さんで、そば前を味わいました
(最近の打ち上げは、左隣りの蕎麦屋・鶴八さんでしたが それは繁茂さん、木曜日 休みのことが多いからです) 今日の 鎌倉彷徨の“絵図面”
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                       「彷徨」と云うことば、山口耀久 氏の「北八ッ彷徨」を思い浮かべます


     【ハイキングは、今回が16回目】
        15  2018.12.18   みかん山散策
        14  2018.10.25   鎌倉湖の奥 今泉不動
        13  2018.05.16   三浦 大楠山ハイキング
        12  2018.03.28   三浦富士ハイキング
        11  2018.02.14   鎌倉 天園ハイキング
        10  2017.11.29   田谷の洞窟 散策
        09  2017.10.26   江ノ島 散策
        08  2017.05.18   三浦 小網代 散策
        07  2017.04.20   横須賀 猿島渡航
        06  2017.03.30   鎌倉 野村総研・大仏切通し
        05  2016.12.15   鎌倉 六国見山・鎌倉湖 散策
        04  2016.10.13   大磯 高麗山県民の森 散策
        03  2016.04.19   茅ヶ崎 小出川周辺 散策
        02  2016.03.15   鎌倉 台峯ハイキングコース 散策
        01  2015.11.24   鎌倉 天園ハイキングコース 散策





01 北鎌倉駅下り2番線ホームの側に見える、コウバイのおうち
  (10時の集合時間が過ぎましたが、まだ雨が落ちてくるのでホームの屋根の下です)
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02 ときどき、お世話となる「儀平」さんも、雨の中です(晴れ上がった日の絵は、こちらとなります)
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 今朝、千葉の方でトラブルがありました(この時間、逗子駅発の上りの車両が枯渇し始めました)
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   03 雨のため、参集予定時刻の10時を過ぎてから、北鎌倉駅西口の改札を出ました
    と云うことで駅横の「光泉」に立寄り、おいなりさんを二っ買い求めました
    ひとつは、同行者とのオヤツ、ひとつは、この時期ですので、家へのオミヤとしました
     (どうでもよいことですが、この面は、函の裏側となります)
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04 道路を渡って小径を進むと... 変な感じですが… 表札?  “ひともじ”で無く“いちもんじ”と読むようです
  「きもの屋」さんのようです  「鎌倉 一文字」とググってみると...
 本当に細い小道沿いの一軒家、お母様と息子さんで経営されている着物屋さんで、有島武郎や川端康成などのいこいの場となっていた由緒あるお茶室だとHPに書いてあります
  Wiki.には、こんなことが...
 助真(すけざね)は、鎌倉時代中期の備前国出身の刀工 福岡一文字派に属し、助成の子という 惟康親王の命により相模国鎌倉山内に下向して「鎌倉一文字」を興し、相州鍛冶の基礎を築いた
    「一文字」さんの、住所は、鎌倉市山ノ内1320 となります
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05 そのまま、小径をさらに進むと赤い社が目立つ「山中稲荷社」
ここもググってみますと... 台輪のある鳥居が珍しいとされ、「一遍聖絵(ひじりえ)」の中に描かれているのが山中稲荷周辺ではないかと言われています 「一遍聖絵」は、踊り念仏を始めた時宗の開祖「一遍上人」に関する、この世に残された唯一の貴重な「証言」です
                         この文言の元は、ガイドブックに載らない北鎌倉の神々より抜粋
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06 次に気がついたのは、鎌倉女子大学短期大学部山ノ内学舎 の入口に続く石段です
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 ※ 台峯へ  この会の2回目の挙行は「台峯散策」でした(この辺りから右へ分岐しました)


07 小径から出て、アスファルトの道をしばらく進むと「北鎌倉延命地蔵菩薩」
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 きれいに、掃除が行き届いております
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 いわゆる「鈴なり」とは、この事でしょうか...
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08 この辺りは「瓜ヶ谷(うりがや)」と呼ばれているようです 舗装路から左の山道に進入します
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 瓜ヶ谷の段々畑?の脇道を進みます(案内者は、合羽装備、同行者は、我と同じ傘持参です)
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09 真っ暗な「瓜ヶ谷やぐら」で雨宿りしました(みかん山のやぐらより高さがあります)
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 またまたググってみますと...  そして鎌倉手帳(寺社散策)さんから....
 瓜ヶ谷という地名は、源頼朝の乳母で比企能員の義母・比企禅尼が「瓜園を作ったところであるから」という伝承がある 5穴からなる鎌倉時代のやぐら群で、地蔵菩薩像が安置されているものは、特に「地蔵やぐら」と呼ばれている 瓜ヶ谷やぐら群5穴のうち、最大なのが「地蔵やぐら」と呼ばれるやぐら 中央に丸彫りの地蔵菩薩が安置され、五輪塔や仏像などの壁面彫刻も多彩
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10 ハイキング道と合流しました   ここは、浄智寺の裏山となる、葛原岡ハイキングコース上にある蛇居ヶ谷の大掘割と竺仙梵僊の天柱峰の中間ぐらいに梶原方面に下りて行ける道があります
  右へ行くと、北鎌倉駅(1.1km)浄智寺(550m) 手前に進むと、源氏山公園・葛原岡神社(200m)銭洗弁財天(600m)です
   我々は、奥の草やぶの中から出てきました
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 次の分岐では、右に進みかけましたが、今日は、雨の後 中止しました
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11 この辺が、蛇居ヶ谷切通(大堀切)のようです 靄の中に海蔵寺のある谷戸が見えます
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12 源氏山公園の北隅み、葛原岡神社に到着しました、雨は、ようやく止まった気配です
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 赤いツバキを観察して、ひと休みしました
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 ここからは「鎌倉霊園」の観音堂が確認できました(真東に距離 4.1kmとなります)
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13 化粧坂(けはいざか)切通しの入口 化粧坂は、鎌倉七口のひとつです
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 雨のとき、この箇所の下りは大変でしょうネ 入口から出口まで直線距離で50m、地図検索すると歩行時間1分となりました
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 見物終了しました また、ハイキング道に戻ります
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14 源氏山公園なので「源 頼朝像」 ここは、標高 74mぐらい
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15 寿福寺に向けて進むと、江戸城を築いた、太田道灌の墓所がありました
  Wiki.には、太田道灌の墓所は、三ヶ所記載されております
 蛇足ですが... 自分の生家の近くに「夢見ヶ崎」と云う場所があります(今は「夢見ヶ崎動物公園」となっております) 夢見ヶ崎の地名は、太田道灌がここに築城を考えたが、悪夢を見たために断念したとの伝説によるものです 付近は、加瀬山とも呼ばれ、近くに「加瀬白山古墳」があることを最近知りました
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 眼下に寿福寺の裏手が見えます この近くに「源実朝・北条政子の墓」があります
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  道は、こんな状況となります 登山で云うところの「ゴルジュ」いやいや「チムニー」でしょうか...
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    こどもたちも、ワイワイガヤガヤ歓声をあげて下りてきます
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16 「源実朝・北条政子の墓」へお参りするか会議を開催しているようです
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17 「寿福寺トンネル」です 抜けていきます
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 雨は、ようやくあがりました 杖にもならない傘がジャマとなってきました
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18 今日の「おひなさま」  鎌倉はちみつ園 にて...
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19 「はちみつ園」の先を右折すると、立派な石造りの門
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 「古河邸 邸宅レストラン」 最近、TVによく出てきます
   鎌倉三大洋館の一つであり、最近まで非公開だったという「古我邸」
  またまた、ググってみると、こんな表記が...
 古我邸は、1916(大正5)年に三菱財閥の専務理事をしていた荘清次郎の別荘として建てられた由
 その後、関東大震災でも壊れることなく、戦前の歴代総理大臣がここに居を構えたとのこと
 戦後にはGHQに接収され将校クラブとなり、その後、日本初のカーレーサーとしてその名を馳せた「バロン・古我」こと故・古我信生氏の所有となった由
 現在は、この館を古我氏の遺族から借りてレストランとして営業しているそうな
(ちなみに、石造りの門から建屋まで、小さな傾斜を直線距離で 77mです 化粧坂より遠いことになります)
   古我邸、鎌倉三大洋館のひとつです、あとは鎌倉文学館と浄明寺2丁目にある旧華頂宮邸
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20 「正宗孫刀剣鍛治綱廣」今日はお休みでした (初代 正宗から数えて、24代目となる刀匠の山村綱廣さんのお店です)
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小町通り、鎌倉駅前を抜けて、小さな花の寺 おんめさま 大巧寺(だいぎょうじ)に向かいました

 21 これらは、ツバキでなくワビスケの範疇でしょうか...
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 ロウバイ と思うのですが...
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    初夏に見頃をむかえる イワガラミ、今は木に這うツルを確認することができます
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          今日の題「徘徊」と記しましたが、案内人は、チャンと目標を考えておりました、後編 で紹介できます





                       本日も“トボトボ進行”にご訪問ありがとうございます